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馬場状態について

今回の競馬基礎知識のテーマは「馬場状態」についてまとめてみました。

競馬を予想する上で、参考にすべき要素の一つに馬場状態があります。

馬場状態によって予想のアプローチも結果も大きく変わりますので、
しっかりと押さえておきましょう。

現在の日本競馬のレースは芝コースとダートコースが施行されていますが、
馬場状態も芝とダートで特徴が違います。

馬場状態は基本的に雨(もしくは雪)によって変わりますので、
競馬が開催される前日や当日の天気予報は必ず確認するようにしましょう。

また、この後ご説明するそれぞれの馬場状態の名称がありますが、
これはJRAが発表しているもので、レース前日から知ることができます。

雨が降っている日や、前日に雨が降って当日は快晴になった場合など、
天候によってレースの間に馬場状態が変わることもあります。

ここで気をつけたいことがありまして、JRAが発表している馬場状態と
実際の感覚は異なる場合があります。

この辺りは流石に私たちでは判断することができませんが、
基本的には馬場状態の変更があっても、しばらくは変更前の
馬場状態だと思っておいた方が無難です。

特に馬場が回復した場合の判断が難しいので、
JRAの発表も100%鵜呑みにしない方がよいと考えています。

それでは、それぞれの馬場状態についてご説明していきます。

良馬場(りょうばば)

良馬場とは、水分がほとんどない状態で、晴れが続いていると基本的には良馬場でレースが行われます。

芝コースにおいては競走馬にとって最も走りやすい馬場状態です。

スピードが出やすく、瞬発力を発揮しやすい馬場と言われています。

なお、良馬場の芝コースでも、あまりにも乾燥しすぎている時は
散水することがあります。

散水すると、当然表面の芝が軽く湿りますので、
競走馬によってはそれだけで走りづらくなってしまう場合もあります。

一方で、ダートコースの場合は芝コースと違い、良馬場の方が競走馬の脚に負担がかかり、
レースタイムが遅くなってしまう傾向にあります。

よく砂浜に例えられますが、乾いている砂浜は脚を取られやすく走りづらいですが、
競走馬にも似たような状況が起きているため、パワーが必要とされています。

稍重(ややおも)

稍重とは、水分を若干含んでいる状態の馬場です。

芝コースだと、それほど水分を含んでいる訳ではないので、
競走馬の脚にかかる負担もほとんどありません。

馬場状態に影響されることも少なく、良馬場と同じような感覚で走ることができます。

とはいえ、同じ稍重でも、例えば良馬場から稍重に変化した場合と、
この後ご紹介する重馬場から稍重に変化した場合とで考え方が少し変わります。

良馬場から稍重になった場合、雨(もしくは雪)によって湿った状態なので
表面が特に湿っている傾向にあります。

それだけでも良馬場とは異なるので影響が出てしまう場合もあります。

一方で、重馬場から稍重になった場合は馬場状態が回復しているということですので、
一見走りやすくなったように感じますが、実際には地面に多くの水分を含んでいることがあり、
「重馬場に近い稍重」といったように馬場状態が変わったばかりのレースでは注意が必要です。

ダートコースの場合、良馬場とは違い砂が密着してクッション状態になりますので、
レースタイムが速くなる傾向があります。

これも砂浜で例えると分かりやすいかもしれませんが、
乾いた砂より適度に湿っている、まさに波が引いた後のような砂浜は
足が取られにくく走りやすいと思います。それに近い状態です。

重馬場(おもばば)

重馬場とは、かなりの水分を含んでいる状態の馬場です。

芝コースの場合、重馬場になるとだいぶ影響が出ます。

芝が濡れているので滑りやすくなり、走る際に負担がかかり、
レースタイムが遅くなります。

また、地面にも多くの水分を含んでいるため、
競走馬が蹴り上げた土の部分が泥状になっており、
それが顔にかかると走る気を失ってしまう競走馬も少なくはありません。

私たちも、例えば雨の日に歩いていて車が通った際に
水しぶきや泥がかかったら気持ちが沈んでしまいますよね(苦笑)
それと似たような状況ということです。

人間と同様、競走馬も生き物ですので、
そういったメンタル的な部分も考慮すべき要素です。

一方で、ダートコースの場合は稍重と同じようにダートが湿って
走りやすくなりますので、レースタイムが速くなります。

そのため、パワータイプで粘りこみが得意な馬よりも
瞬発力があって最後の直線の加速だけで差し切れるようなタイプの
馬の方が能力を発揮しやすい馬場状態と言えます。

不良馬場(ふりょうばば)

不良馬場とは、重馬場よりさらに水分を含み、
見た目にも分かるくらいハッキリとした水溜りができるような状態の馬場です。

芝コースでは得手不得手が顕著に出始め、苦手な競走馬が大敗することも少なくありません。

重馬場よりもさらに水分を含んでいるので、レースによってはダートレースと
同じくらいのタイムになってしまうケースもあります。

過去の実績や血統的な背景から得意不得意を分析する必要があり、
時には実力が足りない馬でも、この馬場状態を味方につけて好走する馬もいます。

ダートコースは湿った方がスピードが出やすい傾向にありますが、
さすがにこの不良馬場ともなると負担が大きくなり、
レースタイムが遅くなる傾向にあります。

芝コースより、もろに泥のような状態になりますので、
滑りやすく走りにくいダートを駆け抜ける力強さと
泥をかぶっても動じない精神力のある馬を狙っていきたいところですね。

重馬場や不良馬場が得意な血統

重馬場や不良馬場のように極端な馬場状態の場合、
たとえ同じ条件のコースでもレース結果が様変わりします。

こういった馬場状態に共通しているのはパワーが必要なことです。

そういった面で、オペラハウスやメイショウサムソンなど、
パワータイプの血統が重馬場を得意とする傾向にあります。

その他にも、グラスワンダー、クロフネ、ステイゴールド、アドマイヤマックスなどの
産駒が得意にしている傾向があります。

まとめ

このように馬場状態は競馬予想において大きな判断材料となります。
馬場状態を考慮しないで予想するのは無謀以外に他なりません。
事細かく把握しておく必要はないかもしれませんが、
最低限、自分が馬券を買うレースの馬場状態が何なのかはチェックしておきましょう。

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