G1レース特集

【2016年有馬記念・直前特集!】Vol.3~有馬記念のコース分析~

こんばんは!競馬予想Styleです。

昨日は有馬記念直前特集の第二回目として「枠順有利、人気、脚質、前走着順、その他データ傾向」を書きました。

第三回目の今日は、有馬記念が行われる中山芝2500mのコースについて分析をしていきたいと思います。

中山芝2500mの基礎知識

まずは基本的な知識として、中山競馬場の芝2500mというコースについて分析していきましょう。

スタートから最初のポジション争い

中山芝2500mのスタート地点は外回りコースの3コーナー手前に設置されています。スタートするとすぐに4コーナーを目掛けて緩い下り坂を約192mほど駆け抜けます。つまり、スタートしてからすぐにコーナーを向かえるため、枠順でいえば内枠の方が有利な傾向にあるコースとなっています。

最初の正面スタンド前

スタートしてからのポジション争いが終わると、大勢のファンで埋め尽くされた正面スタンド前に入っていきます。この正面スタンド前では詰めかけたファンから大歓迎があがることや、最後の直線と勘違いして力んでしまったりする場合もあり、折り合いを欠いてしまう馬も珍しくありません。そのくらいこのビッグレースに臨む競走馬はテンションが上がっており、究極の仕上げがされているのです。そして中山競馬場の直線は急坂があります。この急坂と大歓声をいかにスムーズに騎手と折り合って通過できるかが2番目のポイントとなります。

一度ペースが落ち着くポイント

正面スタンド前を通過すると、1~2コーナーを向かえます。この1~2コーナーは中間まで上り坂となっているため、自然と隊列ができたこのポイントでは一旦ペースが落ち着く場合が多いです。

各馬の動きを見ながら虎視眈々と

1~2コーナーを過ぎるとその後は内回りコースに入り、向正面の直線は平坦となっています。極端なスローペースになっていない限り、この辺りはあまり隊列が動かず、どの騎手も自分がマークしている馬や逃げ馬のペース配分などを読み、虎視眈々と勝負所までスタミナを温存できるように馬との折り合いに専念しています。

仕掛けどころで有力馬が動き出す

3~4コーナーはスパイラルカーブで、緩い下り坂になっています。最後の直線距離が310mと中央4場の中では最短なため、後方にいる馬はこの辺りで動き出すことが多くなります。ある程度前の方にいる馬でも、そのままでは後ろから来る馬に追いつかれますし、さらには最後の直線に入る前の4コーナーでなるべくロスのないように回りたいため、ここで一気にペースが上がり、ポジション争いが熾烈になることがほとんどです。競馬場内のボルテージもこの辺りから最高潮に達していきます。

運命を決める最後の直線

前述の通り、最後の直線は310mとなっており、短いコースとなっています。そのため、直線に入った段階で最後方やそれに近いポジションの馬はかなり厳しい状況になります。かといって先頭に立っている馬がそのまま粘れるかと言うと一筋縄にはいかず、最初の正面スタンド前で通過したゴール前の高低差2.4mにもおよぶ急坂が待ち構えています。この急坂を登り切ってすぐがゴールなので、ゴール前の最後の最後まで目が離せない、非常に見応えのあるコースとなっています。

中山芝2500mが得意な血統

それでは、このコースを得意とする血統を見ていきましょう。過去3年の傾向ではステイゴールド産駒が最もバランスの良い成績となっており、勝率14.3%、連対率21.4%、複勝率30.4%となっています。このステイゴールド産駒と言えば、ゴールドシップやオルフェーヴルが該当します。
勝率は劣るものの、馬券圏内で安定しているのはハーツクライ産駒。連対率30.3%、複勝率率33.3%という安定感があります。ハーツクライ自身も有馬記念を制していることからイメージしやすい血統とも言えますね。それに続くのがディープインパクト産駒で、一昨年のジェンティルドンナを筆頭に自信も制したコースだけに、目が離せない血統と言えるでしょう。

中山芝2500mが得意な騎手

中山芝2500mはもともと実施されるレース数が少ないこともあり、このコースでの騎乗経験が豊富な騎手も重要になります。過去3年で最も勝利数が多いのは戸崎圭太騎手で、勝率は24%、連対率と複勝率は48%という驚異的な実績を残しています。戸崎圭太騎手と言えば、一昨年のジェンティルドンナで制したことは記憶に新しいですし、今年もC.ルメール騎手とリーディング争いをしている超一流騎手ですね。
続いて蛯名正義騎手が勝率13%、連対率17.4%、複勝率30.4%と高いレベルで安定しています。一方、穴を狙うのであれば柴山雄一騎手や松岡正海騎手辺りが面白いかもしれません。柴山騎手は単勝回収率が278%、松岡騎手は単勝回収率115.8%となっており、一発がある騎手と言えます。

中山芝2500mが有利な枠番

コース分析でも少し書きましたが、基本的には内枠が有利な傾向にあるコースです。その中でも2枠は勝率15.2%、連対率23.9%、複勝率30.4%という高い実績を残しています。2枠で有馬記念を制したのは一昨年のジェンティルドンナと2007年のマツリダゴッホがいます。また、2013年のウインバリアシオンや2007年のダイワメジャーなどが馬券圏内に入っており、注目したい枠番と言えるでしょう。
また、人気薄を狙うのも内目の枠は注目すべき点で、昨年の有馬記念を制したゴールドアクター(8番人気)は4枠、2014年2着のトゥザグローリー(9番人気)は3枠、2012年2着のオーシャンブルー(10番人気)も3枠と、内枠で激走する人気薄に注意が必要かもしれません。一方で、外枠もコンスタントに馬券には絡んでいますので、決して外枠に入ったからと言って不利と言うことではありません。どの馬がどの枠に入るかによって大きく変わってきますので、その辺りは全体を広く見て予想をするとよいでしょう。

中山芝2500mで有利な脚質

脚質別にみると、先行と差し馬が最も安定しています。コース分析でも書いた通り、4コーナーで極端に後方にいる馬や、2500mを逃げ切ろうとする馬はいずれも苦戦傾向にあります。今年はキタサンブラックが逃げる可能性もありますが、果たして自分のペースで逃げ切れるのか、あるいは別の馬に行かせるのかによって展開も変わるため、注目したいところです。理想的な勝ち方は道中内目で足をため、3~4コーナーで仕掛けて好位抜け出しができる先行馬か、その先行馬を見ながら末脚にかける差し馬が好走傾向にあると言えるでしょう。

当日の馬場状態にも注目

当日の馬場状態は当然当日にならないと分かりませんので、今の時点で断言することは出来ませんが、良馬場なのか水分を含む馬場なのかによっても大きく左右されるでしょう。とはいえ、有馬記念が開催されるこの時期はあまり大きく天候が崩れることは少なく、ここ10年は2007年がやや重だっただけで、あとの9回はすべて良馬場で開催されています。一方で、中山競馬場の開催も終盤となる時期だけに、良馬場でも芝が傷んでいる可能性は大いにあります。そのため、前日の土曜日から芝のレースでどんな競馬をする馬が多いのか、そして同じ芝2500mのレースでどんな枠の馬やどんな脚質の馬が好走するのかはしっかりとチェックしておいた方がよいでしょう。もちろん出走する馬は違いますが、直前の馬場状態を知るのに貴重な判断材料になることは間違いありません。

まとめ

有馬記念が行われる中山競馬場の芝2500mについて分析してきましたが、いかがでしたでしょうか。是非とも事前に基本的な知識を頭に入れておいて、あとは枠順や馬場状態、あるいは馬体重が発表されるのを待ちましょう!

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