2017年の有馬記念が終了しました。
まず個人的な馬券からいくと、最後にキタサンブラックから
ヤマカツ、クイーンズリング、シャケトラ、レインボー、ミッキーへの
馬単を流したのが的中して、プラスにはなりました。
プラスにはなりましたが、とても後味の悪い内容だと思いました。
もくじ
全てが決まった枠順抽選会
予想の記事でも触れましたが、まずは枠順。
レース前から、キタサンが内枠に入ったら勝利確定と思っていました。
そして抽選会、案の定どころか、絶好すぎる1枠2番。
この瞬間に、今年の有馬記念はキタサンブラックのためのレースだなと確信しました。
更に露骨だったのが、最有力の対抗馬と目されるスワーヴリチャードが7枠14番に。
その他、ライバルになるであろう馬たちは軒並み外枠に。
シュバルグランが10番だからギリギリとして、
サトノクラウン、ミッキークイーン、スワーヴリチャードが外。
真ん中より内側は人気薄ばかり。
これじゃ相手にならないでしょう。
誰も競りに行かない
いざレースが始まると、キタサンを簡単に逃して、
他の騎手は控えるだけ。
マイペースに持ち込ませるだけで、誰も競りかけにいかない。
スワーヴのデムーロ騎手が外外を回って仕掛けに行ったけど、
あれじゃ幾ら何でも走る距離が違いすぎますね。
キタサンが最短距離で楽に引き離しに行く中で、
それを追いかけ、追い越せるだけの馬はいなかった。
最初から最後まで、キタサンブラックのために用意されたレース。
メディアもこぞって注目のキタサンブラックが
有終の美を飾ったことに賞賛する内容ばかり。
大物オーナー、メディア、そしてJRA。
全てがタッグを組んで作り出された、
そんなレースではなかったのではないでしょうか。
とはいえ、私自身も最終的には買い足した馬券で
プラス収支にはなっているので、結局は長いものに巻かれた感じです。
決して偉そうなことは言えませんが、こんなに後味の悪いプラス収支は生まれて初めてでした。
内枠、実力馬、一流騎手、ラストラン
個人的にシュヴァルグランは軽視していましたが、
さすがに本格化したこの時期に買わなかったのは反省でした。
スワーヴより内枠で、ローテーションも無理をしていない。
この条件ならスワーヴよりはこちらに重い印を打つべきでした。
最後は際どかったけど、ボウマン騎手も見事な騎乗でした。
ただ、勝ちに行く競馬でなかったのは間違いないでしょう。
2着のクイーンズリングはエリザベス女王杯の勝ち馬で、
父は有馬記念を勝っているマンハッタンカフェ。
このレースがラストランで、内枠、ルメール騎手と好条件が揃っていた。
この馬は3番手の評価で重要視していたので、その割に人気薄だったのはラッキーでした。
結局、内枠を中心に実績がある実力馬、外国人騎手を中心とした一流騎手、
そしてラストランであれば仕上がりも躊躇する必要がないということで、
この辺りの要素を持っている馬を中心に考えれば有馬記念は的中できるということですね。
G1レースに共通すること
このように振り返れば有馬記念はとても簡単なレースになりつつあると感じます。
枠順に関してはコースによって傾向が異なるので一概に内枠が良いとは限りませんが、
その他の要素で言えば、実績(特に古馬)、一流騎手、ラストランといったところは
どのようなG1レースにも通じるところはあると思います。
その辺りを意識して、来年も予想をしていきたいと思います。
馬券の買い方
最後に、今後の馬券の買い方については色々と考えさせられた1年でした。
この辺りは別の記事でまとめたいと思いますが、
私が本格的に馬券を買うようになった
競馬キャリアは単複馬券からスタートしています。
単複馬券では大きく弾けることは少ないものの、
一定の成果は出せました。
そこから派生して単勝・馬単の単系馬券に特化したり、
単勝・3連複のように単複馬券の応用に特化したり、
自分なりに検証を重ねてきました。
どれが良い悪いは一概に言えませんし、
使える資金にも左右されますが、
いずれにしても以前のように大きな金額を投入するほどの
買い方は出来ないなと感じています。
競馬は好きなので恐らくは一生やめることはないと思いますが、
金額が大きくなればなるほどリスクも大きくなるのは目に見えています。
果たしてそれだけのリスクをかけてまで買う必要があるのか?
そう考えれば、答えはNOです。
その辺りを意識して、来年の馬券の買い方をもう一度見直したいと思います。